くずの魚

感想 日記 夢 文章

かすていら

二月がなんともう終わってしまうらしい これは本当にすごいことで、やばい やばすぎる

コンテンツ感想を長らく書いていなかった気がするので今週はそれを書きます 最近は特に何かコンテンツを摂取するでもなく生きてきたなという感じがしていたんですが、メモを見返す限り意外としていたっぽいですね 量が割とあるので適当になりますが

 

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語

かなり良かったなという記憶はあるんですが何せ随分前のことなのでなんにも覚えてないというのが本音です
演出がよかったとか戦闘の作画がいいですねとかどんでん返しを用意しているあたりがまどマギっぽいなとかそういう木っ端の雑感みたいなものはいくつか残っているんですが細部を完全に忘却しているために言えるようなことが本当になにもない
作中のイデオロギーみたいなものを結構気に入っていた覚えはあって、メモを見返すんですが叛逆の物語のメモ自体が見当たらないのでもうダメっぽいです
なので、うまいこと綺麗にまとめられたアニメ映画ってやっぱりいいな~という愚にもつかない所感で結びとします アニメ映画は何だかんだいいと思います シンエバ見るぞ!

・Strange Telephone

なんかSteamでおもしろそうなインディーゲームでもやろうかなということでやったやつです
非常に申し訳ないことなんですがいくつか良いBGMがあったことと少し雰囲気が良かったことぐらいしか印象にないです すみません

筺底のエルピス

おもしろラノベが読みたくて読んだやつです きょうていの~だと思っていたら「はこぞこ」らしくてびっくりしました 二巻まで読みました
停時フィールドという超常の異能を核としたSFラノベで、かなりおもしろい とにかく理詰めな印象が強く、更にその詰められたガジェットとエンタメの噛み合いがかなり気持ち良くて、鬼落としの方法や捨環戦のくだりなんかはバチバチの盛り上がりを見せた
反対にラノベとして避けられないラブの要素や日常の寸劇なんかはまったく好きになれず、本当にラノベというよりはSFだな(この言い草はかなり誤っている気がするが、こんな感じ)という所感です

ゆゆ式

日常系アニメようやく見たシリーズ
フェチ度の高い作画やノリで行われる会話など、かなり良かった 会話の脈絡なさは日常系トップクラス 五話の中庭にいたときのシーン(ベンチからジャンプしたりするとこです)が本当に良くて、マジで良いなと思った
日常系は、ずばりみんなココが好きでしょみたいなところは(少なくとも通常の物語に比べれば)あまりないだろという感覚がある というのも、日常系への好み・感性といったものはそれを見ている者が過ごしてきた日常であったり属してきたコミュニティであったり交わしてきた会話であったりにある程度依存するように思えるからである 少なくとも無関係ということはない そのため個々人それぞれに異なった日常系の琴線みたいなものが育まれていくので、何でもないことの連続である日常系の中でどの何でもなさが刺さるのかが人によってまちまちになってくる は?というシーンがあったりするのはその反対だろう こんなことを考えていると、バトルが日常的茶飯事である世界では、バトルもの(=日常もの)の作品は私たちのいる世界とはまったく異なった多様性を発揮するんじゃないか…なんて思ったりもする よくわからないですが 日常系、というものは作品のあらゆる類型の中でも結構特殊な位置にある…という話なんですかね
まあとにかく、五話の中庭のシーンがマジで良かったよねという話でした 本当に良かったシーンというのはえてしてその理由が曖昧でまったくわからなかったりする その琴線は自らの内に育まれてきた日常を材料とするものなので、体内に溶けきってしまっておりよくわからないんでしょう
いいアニメでした ドンドゥルマ

インセプション

男女が絡んでくると洋画は大体キスします これもそう
そこそこおもしろかったです 今いる世界が現実であるかを確認するための、自分だけがその細部を把握している必要がある「トーテム」という概念がすごく好きで、これは本当に適当な感想ですが、世界の現実性を結局は自分に依拠している感じが良かったです
夢の中の夢、さらにその夢…と入っていくわけですがそのあたりを分かりやすく描いていました
こういう失ったことをきちんと受け入れる系の作品を見るたびに、失ったものに固執し続けてもいいんじゃないだろうかと思ってしまう きちんと葬送することが基本的には良識的な選択だとされるがそれは結局快/不快の問題に過ぎないんじゃないかという気持ちがあって、葬送に踏み切れない者というのは失ったことを受け入れる辛さと受け入れずとも動かない喪失の事実の辛さ(事実を認識しているからこそ、受け入れないという選択ができる)とのデッドロックに陥っており、葬送に踏み切ったのはただそのデッドロックの苦しみに耐えかねただけなのではないか そのデッドロックが苦にならないのであれば喪失した者にすがり続けて生きてもいいのではないか…と思ってしまう プロットからの「変化」という要請がある以上、しょうがないことではあるのですが
失ったものの輪郭をかき抱き続ける生があってもいいと思います

第三世界の長井

おもしろかったのですが、なんか文字数が増えてきたので手短に
四巻まで読みました 作中であった「なんで私は私以外の誰でもないのだろう?」という問題意識は結構好きで、どうオチをつけるのか楽しみにしていたんですがなんと四巻で終わりではないらしく続きがかかれているらしい あらゆる問題が放置されたまま四巻は終わり、この放置状態のまま終わることがある種のエンディングなのかなと思ったがどうもそうではない様子
完結していない以上、続報を待つとします

panpanya作品(『蟹に誘われて』『枕魚』『動物たち』『二匹目の金魚』『グヤバノ・ホリデー』『おむすびの転がる町』)

Kindleで半額分のポイント還元セールみたいなものがやっていたため、一日一panpanyaをしていた 『足摺り水族館』だけは紙で買ってあったので今回は読んでいない この中では『グヤバノ・ホリデー』が特にお気に入りで、単純に楽しそうでいいなと思いました グヤバノ食べてみたい
現実にはないような不思議アイテムがたくさん出てきますが突き詰めるとやっぱり日常を描いたものなのだと思います 特出しているのは視点のおもしろさで、そういう意味でpanpanyaの世界観を全面に反映した作品という感じ 所々に挟まれる日記がそういった世界観をひしひしと伝えてきておもしろいです なんとなく雰囲気が合うな、と思った人は無限に読めると思うのでそういった方にはおすすめです 一日一panpanya、かなり気持ちがいいですよ 一週間しかできませんが 一日一話にしておけばよかったかも
カステラ風蒸しケーキが食べたいです 山崎製パンさんおねがいします

ガタカ

やっぱり海のシーンですね 引き返すことなんて考えなかった おもしろかったです
全体としてはどうなんでしょう やっぱり評価されている映画って構成の綺麗さが違うという感じがする 細部が本当に丁寧 テーマ自体はありきたりですが、ああも見事に描かれるとぐっと来るものがあります
アイリーンがヴィンセントの髪を手放すシーンは、早く「風にさらわれた」って言え!!!!!!!!!!と思ってみてました

・メダリスト 二巻

ミケの演技が思ったよりあっさりで泣いてしまった
勝ち負けが作品の軸につねにあり続けるのはとても良いと思います 自分がスポーツをやっていた頃のことを思い出してふにゃふにゃになってしまう時があるが スター選手にどうしようもなく憧れてしまう感覚は、実は全然わからないんですが 「人生ふたつぶん」というパンチラインはずっと強いですね
あまり書くことがない かわいい女の子が見れるのはとても良いことなのでこれからも読み続けると思います

 

 

 

思ったよりも長くなってしまった
二月が終わります 三月が終わるときには何を書いているんでしょうか 少しだけですが楽しみです

 

カステラ風蒸しケーキ……