くずの魚

感想 日記 夢 文章

夢見

今週はrhythmdoctorをしたり無料になっていた宝石の国1-3巻を読んだりいつもの通りプロットを練ったりしておりました あまり代わり映えもしない

 

最近は夢見が悪くて大変だったりもする 最悪の気分で寝て最悪の気分で起きる以上に悪いこともなかなかありません

特にひどかったのは銃で殺されそうになる夢で、これはかなりすごかった
詳細は省くが、地面に座った状態で四人の男から頭に銃を突きつけられているという状況に陥り、このときにかなり走馬灯っぽいものを見た
走馬灯の話の前に殺されるときの心情の話をする ナイフを持った者に追いかけられるみたいな夢は結構な頻度で見て、これは銃を突きつけられているのと同じように命の危機ではあるのだが、その恐怖心のほどがまったく違う ナイフ男が10m後方にいる場合は10mから9mに来るまではとりあえず安全だし、また次8mに来るまでは安全である そしてナイフの刃先が背中に押しつけられたときにも、これからナイフが刺さっていくであろうことが容易に推測できる 要するに不確定要素が非常に少ない ここまでは死なないということとこれから死ぬんだろうということが分かる 夢の中ということもあるのか、これはあまり怖くない

しかし銃を突きつけられるのはすごい
この状況のとき起こりうるのは単に引き金が引かれるか否かの二択であり、つまり、死なないかもしれないし次の瞬間には死んでいるかもしれず、マジでいつ死ぬのかがわからない これはとんでもない 死なないかもしれないがつねに死の危険があるという究極の宙づり状態が無限に続いていく 無限に続くにも関わらずおれは絶え間ないすべての瞬間瞬間に命がかかっておりやばい 死なないかもしれないというのが特に重要で、そのせいでおれは希望を捨てることができない 走馬灯はだから願いのようなものだった とにかく生きていてやりたかったことがめちゃくちゃあった おれが叶えたかったあらゆる夢のすべてが押し寄せてきてとにかくすごいことになる あった過去あったはずの未来叶えたかった過去叶えたい未来、あらゆる過去と未来、死にそうな今以外のすべての可能性の光がおれを救い出すように降り注いで来るがしかしどうにもならずただ今でないどこかへ、今でないどこかへ行こうとする 想像できる限りのフィクションを願う どうなんだろう もうすぐ死んでしまうかもしれないから、最後の一瞬かもしれないこの瞬間を永遠に引き延ばそうとするかのようにとにかくフィクションを想像しまくっているのかもしれない 不安と期待はほぼ等価であり、その絶対値がでかければでかいほど苦しい なんというか、生き急ぎの極地のような感じもした 夢の中で一週間過ごしたが五時間しか経ってなかった、みたいなのをとにかく密度をぎゅうぎゅうにしたような走馬灯だった 四人組に出会っておらず特になにもなく帰宅していた場合のめちゃくちゃ綺麗な夕焼けと帰路で不安もなく次の瞬間に生きていることをまったく無垢に信じることができていてとにかく幸福である、みたいなビジョンを鮮明に見たときこんなフィクション的で切実な希望があるか??と夢の中で埋もれていたおれの本来の自我みたいなものが急に出てきてかなり感動していた それで目が覚めた 気分が悪すぎてしばらく起き上がらなかった

実際の走馬灯とは異なるんでしょうが、そこそこレアな体験でした
あと夢って三人称であることが多いのにそこに見えている自分の中に自我がある(?)の面白いと思います

 

 

今週はこのへんで 散々書きましたがプロットは結構良い方向に進んでるっぽいので、そこは喜ばしい限りです ただ夢見は良くなってほしい マジで